エスプレッソコーヒーの作り方

おいしいエスプレッソの作り方のポイント

 

まずはコーヒー豆についてですが、深煎りのフレンチロースト、イタリアンローストの豆を使用すると、ロブスタ種特有の味の広がりがあるとされています。もちろん個人の好みで選んでも問題はありません。豆の挽き方はエスプレッソ用に極細に挽き、使用する粉の量は約6~7gです。

 

さて、抽出には専用のエスプレッソマシンを使って、一般的には90度の湯を9気圧で時間は約30秒間、コーヒーの粉を通過させて作ることになりますが、その仕上がりの特徴は、抽出量は約30cc(デミダスカップ)、濁りがある、泡で表面が泡で覆われている、苦くてコクがある、ということになります。

 

良質のエスプレッソとは一般的にどんなものかといえば、色はこげ茶色のクリームで時に赤っぽい縞模様もある状態になっていることで、色が黒っぽくなく灰色がかっているなら、それはブレンドの配合が良くないか抽出過剰の可能性があり、白っぽい場合は抽出が不完全の可能性があります。

 

濃厚なクリーム状の泡なら、厚さは約2~3ミリで、比較的長い時間泡が持続します。香りはもちろん豊かで広がりがあり、味もすべてが溶け合った一体感があります。このようなエスプレッソになれば上出来です。

 

コーヒー豆の挽き方も重要です。エスプレッソの場合でも、他の抽出法と同様にこれがかなり重要です。挽き方が粗いと抽出不十分になりますし、極端に挽き方が細かいと抽出過剰になります。こうした点は、何回かは失敗することもあるはずですが、自分に合った作り方が必ず見つかるので、楽しみながら取り組んでみてください。